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【動画紹介】小水力発電所建設工事の紹介

 小水力発電所建設工事の紹介

 

工事名:蓼科第四発電所建設工事
発注者:三峰川電力株式会社
工事場所:長野県茅野市泉野地内
工   期:2016年2月~2017年8月
工事概要: 
有効落差 40.50 m、 最大水量 0.46 m3/s、 最大出力145 kw、
   発電所建屋工、取水設備工、放水路工 1式 
   除塵機設備工(デュアルフロー式) 1式
   水圧管路工 [内圧用高耐圧ポリエチレン管(ハウエル管)] φ600mm L=102.7m           
   水車発電機設備工(横軸フランシス水車・横軸三相誘導発電機 出力145kw) 1式
   変圧器・制御・操作盤設備工 1式
   遠隔監視設備工 1式
   付帯設備工 1式

   年間想定発電量   108万kWh(一般家庭約300世帯分)

 

   当工事は、農業用水路の水を取水し地形落差を利用して、小水力発電事業を行う発電所建設工事です。   

   概略設計を基に現地調査(地形・地質、既設埋設物等)を実施し、発注者と共に地元調整は元より所轄関係官庁との協議を図り、詳細設計完了後主要機器材製作発注並びに現地着工となりました。

   工事の特徴として送水管路は上段・中段部の2ヶ所に生活道路が有り横断埋設で配管し、法面部は露出配管での管路工となりました。法面配管基礎を構築するに当たり法面地形は最大傾斜度60度を超え地層が悪いため、法面補強法枠工併用での管受台基礎を築造しました。法面土工事(掘削・床付け)では一般重機施工が困難で危険を伴うため、ロッククライミング工法(けん引ワイヤーロープを装備した小型バックホウを法面にはわせ、遠隔操作にて操縦する工法)を採用しました。法枠工を施工する際、管中心線(勾配)との整合性を図りながらの構築であった事と、配管工においては埋設支障物(水道本管等)下越しと路線地形に伴う縦横断変化点が多いため曲管の布設が随所にあり、一般的には最下流部を起点として上流部への連続配管が基本でありますが、当現場では地元生活道路の確保が優先で①上流部(取水部)・②中段道路部・③最下流部(水車流入部)の各ポイントが単独先行施工となり、各ポイントでの曲管布設に際し送水管相互の中心線管理と水車発電機設備との接合管理に大変苦慮致しました。

   工事期間中の気象条件も冬季には気温マイナス12℃にもなる大変厳しい気象条件下での工事でありましたが、無事故・無災害にて工期内完成引渡しを行いました。
   当工事の施工状況についての紹介動画を作成しましたので、下記URL又は完成全景写真をクリックし動画をご覧ください。


https://www.youtube.com/watch?v=fQfJhhgBmW8&feature=youtu.be

完成全景                 

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