TIC建設に着手いたしました
TSUCHIYA株式会社は、2024年8月26日に岐阜県大垣市内原に新設する技術開発拠点「テクニカルイノベーションセンター（TIC）」の地鎮祭を執り行いました。
TICでは、デジタル化や人工知能（AI）、ロボット工学などの最先端技術を開発するスタートアップ企業と協力し、新たな技術やアイデアを追求します。これにより、建設業界が直面する人材不足や高齢化などの課題解決に取り組みます。
また、作業者が装着したカメラが取得した現場の動画データからAIが危険箇所を把握し、事故を防止する新技術の開発や、AIに多くの図面や実際の施工現場を学習させ、重機を自動操縦させる技術の研究を行います。さらに、現場のデジタルトランスフォーメーション（DX）により、重労働で危険が伴う建設現場の環境改善を目指します。
建物の規模は、鉄筋コンクリート一部木造3階建て、延べ1,230平方メートルで、建築面積は617平方メートルです。設計と施工は自社で担当し、設計監修は世界的に著名な隈研吾建築都市設計事務所にお願いしました。また、環境にも配慮し、太陽光などの再生可能エネルギーによる発電や、ガラス壁面を二重構造にして空調の効率を高めるなどの節電対策を講じ、建物のエネルギー消費量の実質ゼロを目指すネットゼロ・エネルギー・ビルディング（ZEB）を達成する見込みです。
その他、震度7にも耐えられる設計であり、災害時には地域防災拠点としての役割を果たすため、備蓄倉庫、非常用発電、災害トイレなども完備しています。
完成は2025年9月を予定しており、同年内にも人工知能（AI）を活用した現場遠隔監視システムの試行を開始する予定です。
新聞社の方に取材に来ていただき、記事にしていただきました。
内容は次のリンクからご確認ください。
▲地鎮祭の様子
▲TIC完成予想パース